種子島甘蜜芋『みつ姫』は、美味しさと品質を求めた究極の安納芋
必ずキュアリングと1ヶ月以上の熟成貯蔵の工程を致します。キュアリングとは室温を30℃前後・湿度を90%前後の状態で3日間保管する事で、そのようにすると春が来たと勘違いをして芽を出そうとし栄養分をため込みます。これは糖度を最大にまで上昇させる熟成工程の前準備です。このキュアリング工程があるのとないのでは糖度に差が出てきます。
キュアリング後は室温を15℃に定め熟成貯蔵に入ります。この熟成工程で1ヶ月以上も眠らせじっくり熟成させていきます。コンピューターの室温・温度管理で安定した貯蔵を行い、バラツキ幅の少ない品質が可能になります。他の生産者は熟成させないまま収穫後即出荷する事が多く、またこのような管理が出来る貯蔵庫を持っていないと、外気にさらされ品質が落ち、味覚にもバラツキが出てしまいます。 メリットは下記のようにまとめました。
契約生産者は全ての畑が自社所有で種子島で最大級の面積になります。また、作業も全て自社の従業員で行っています。自社の畑を持たず色々な農家から買い取って集める仲介人(ブローカー)とは異なり、自社で苗の育成から出荷まで一貫して行っております。その中で徹底している事のひとつに収穫後畑に芋を放置せず、必ず当日貯蔵庫に運ぶようにしています。畑に放置したままでは昼は太陽で日焼けをしてしまい、夜は気温が下がるので夜露や霜焼けも大敵で、味覚が悪くなってしまいます。しかし、多くの生産者は畑に放置したまま作業を終え翌日から作業の続きを行っています。また除草剤を使用しない事や肥料の種類の統一も難しく、総合的に一定した品質は不可能になります。
管理者の目が届くなかで従業員全員がルールに従う事で管理が明確になり、安心・安全の提供が可能になります。
回収された葉やつるは契約している酪農家に運ばれます。その運ばれた葉やつるを乳牛は喜んで食べます。結果、乳牛として役目の乳量や乳質が格段にアップする事に結びついています。そしてその乳牛から排泄された物は堆肥となり畑に運ばれ土に戻るという、産業廃棄物『ゼロ』を目指した循環型農業を積極的にすすめています。